認知症への効果について。

DHAが健康的な脳を維持する為に重要な働きを担っていることは有名ですが、実は、認知症を予防・改善する事も、最近になって明らかになりつつあります。
ここでは、認知症とDHAの関係について、少し紹介したいと思います。

DHAが認知症を予防する事を実証。

既に当サイトで、DHAが脳の健全な働く上で重要な栄養素である事は解説していますが、実はDHAは、脳の病気である認知症を予防する効果が実証されたという調査報告があります。

その調査報告の内容は、65歳以上の健常な高齢者108人を二つのグループに分け、一方にDHA850ミリグラム、EPA200ミリグラムを含む魚肉ソーセージ、もう一方にいずれもほとんど含まない魚肉ソーセージを1年間、毎日2本ずつ食べさせ、一度見た図形を模写するテストや、あらかじめ決められたルールに沿って指を動かすテストを行ったところ、DHA入りを食べていないグループは成績が低下し、DHA入りを食べていたグループは成績が改善し、短期記憶や運動能力などの機能低下が抑制されたと結果が出ています。(毎日新聞掲載)

認知症患者は年々増加傾向にあり、寝たきりとなる要因ともなる恐ろしい病気です。認知症にならない為に、普段からしっかりとDHAを摂取しておきたいところです。

認知症とは?

これまで正常に発達した脳に、何らかの原因で判断力や記憶などに障害が発生し、日常生活がうまく行えなくなるような病的な状態の事をいいます。

認知症は、過去には「ボケ」や「痴呆」との呼び名でしたが、屈辱的な意味を持ち、患者やご家族の心を傷つけるという事から、平成16年12月から、「痴呆」に変わる言葉として「認知症」が正式に用いられるようになっています。

認知症の代表的な症状。

一般的に、以下のような症状があります。

  • 同じ事を何度も言うようになる。
  • 物忘れが多くなる。
  • 以前あった興味がなくなる。
  • 些細な事で怒り易くなる。

上記は初期症状です。病気の進行が進むと、直近の記憶を忘れ、今起こした行動を忘れてしまう事や、人物を忘れてしまうなどに進行します。

認知症の抱える問題。

超高齢化社会を迎える日本は、年々、認知症患者が増加しています。
なんと、現在では85歳以上の方の4人に1人は、認知症患者といわれています。

一度認知症となってしまうと、中々治すことは今の医療では難しいのです。
認知症という病気は、患者本人だけでなく、家族など周りの人達に与える影響は計り知れないものがあります。

この為、認知症にならない為に、普段からDHAを摂取する等、可能な限り予防していく事が大切です。

     

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